• こけしづくりの工程

    頭と胴から成る質朴な姿が特徴のこけしは、 木そのもののぬくもりを感じさせます。ここでは、複雑な製作工程のうち、基本となる3つの作業をご紹介します。

    1. 乾燥

    こけしの用材として多く使われるミズキ。木地の白さと乾き具合をこけしづくりに適した状態にするため、伐採して水分を抜いた生木を8ヶ月〜 1年半ほどの間自然乾燥させます。この作業は 空気の乾いた11月頃に、手仕事で樹皮を剥くところから始まります。

    2.木地挽き

    用材をろくろの軸先に固定して回転させ、専用の道具を用いてこけしの形に削っていきます。木地を削り、模様を刻むための鉋や、粗い部分をなだらかに仕上げる薄刃などの道具はすべて手づくり。 頭と胴を別々に削り出して組む鳴子ならではの製法「はめ込み」も、熟練のなせる技です。

    3. 描彩

    こけしは緻密な筆使いによって命を吹き込まれ ます。子どもの顔に似た面相に、お祝いごとの象 徴である頭部の水引手、胴に施された菊模様は、 伝統的な鳴子こけしの特徴。一つひとつ手で描かれることで、独特の佇まいを帯びていきます。

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