櫻井昭寛の作品
ひいな
鳴子はこけしの故郷です。鳴子伝統こけしのロクロ技術、描彩技術を用い製作された木地のお雛様。
それが『ひいな』です。『ひいな』は、先代の昭二が考案したもので、現在では昭寛が継承し発展させています。
昭寛の感性によりさまざまな形、描彩の木地雛を製作しております。こけしと同様に表情は穏やかで、優しい眼差しが特徴です。
こけし雛 昭二型
座雛
すわりびな
珠姫
たまひめ
華珠
はなだま
華雅
はなみやび
貴心松華
きしんしょうか
寄添い雛
槐 おひなさま
先代の櫻井昭二がつくった「ひいな」。
昭和20年代に生み出された特徴的な形と佇まいの「ひいな」は、現在は五代目昭寛が受け継ぎ、自身の感性で表現し製作しています。
優しさと柔らかさが伝わるようにという昭寛の想いが滲み出るような穏やかな表情のおひなさま。
木目が感じられるくらい淡く胴全体を塗り、その上から華やかな描彩が描かれています。女雛の額に垂れた髪が艶やかです。
丸くふっくらとした優しい形状にし、ろくろの技術を活かして胴全体に鮮やかな色を入れ、華やかな描彩に仕上げています。先代たちより代々受け継いできた雅さと昭寛の明るく細やかな描彩が溶け合い、一層華やかさを増しています。
真珠の中で希少で美しいものを華珠と言います。その華珠真珠のように、上質な木材を用いて木目の美しさを生かすため、
全体に色を塗らずに模様のみ描いて仕上げています。美しい木肌に繊細な描彩が映える、温かみのあるおひなさまです。
櫻井昭寛がつくるひいなの最高峰。目指す造形や色合いを生み出すために幾度も試作を重ね、苦悩の末にやっと辿り着いた「ひいな」。
ビリガンナなど、こけし作りの精緻なろくろ技術を盛り込み、男雛は上半身に膨らみをもたせ、女雛は帯をしめたすらりとした姿を表現しました。
代々受け継がれている雅さと繊細さ、昭寛の明るく華やかな描彩技術、そして「ひいな」にかける想いがひときわ凝縮された作品です。
五代目昭寛が作り上げた「ひいな」の一つで、年々進化を続けている桜井こけし店のスタンダードなおひなさま。
体全体に淡い色を塗り、その上から着物や模様を重ねて描いた華やかなおひなさま。
作品のご注文について
作品
こけし
だるま
尚武
(準備中)